困難な状況こそ助け合い、そして楽しむ

水曜日は外遊びの日。
富士登山でもルートによって景色が変わるように、鎌倉の谷戸も通る道が違えばまったく異なる表情を見せてくれます。
この日も先週に続き、谷戸の達人の案内で野村総研跡地の森を歩きました。

子ども達は一度来ていることもあり、「またあの広場に行くんでしょ〜」と軽いノリ。
しかし谷戸の達人は「じゃあ、この前とは別の道を行こう」と、まさかの新ルートへ。

散策コースを外れ、斜面を藪漕ぎしながら下っていきます。
子ども達の背よりも高い笹薮が行く手を阻み、どこから伸びているのかわからない蔓が足に絡まり、なかなか前へ進めません。

ついに「本当にこんなところ通れるの?」と文句が出始める子ども達。
それでも、その中には「僕の後についてきて!」と心強い声をかけてくれる子、進めない子に「大丈夫?」と気を配る子、文句を言いながらも力強く前に進む子など、いろんな姿がありました。

みんなが不安を抱えながら少しずつ進んでいき、笹を抜けた瞬間のホッとした表情は、とても印象的でした。

その先に広がっていたのは、倒木と、日が当たって干上がりつつある池のぬかるみ。
靴や服が汚れるのを気にして、最初は躊躇していた子ども達でしたが、一人が丸太の上から思い切ってジャンプ!
その楽しそうな顔を見て、次々に子ども達が続きます。まるで“ファーストペンギン”のようでした。

最後には「今日も楽しかった!」と満足そうな声があちこちから。
そして今回も、目的地には辿りつかなかった日でしたが、困難な状況の中で助け合い、挑戦し、そして楽しむ姿がたくさん見られた1日でもありました。